ハービー・ハンコック
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ハービー&香津美のNY対談が実現!
出演者のラインナップも固まり、いよいよその全ぼうが明らかになった『東京JAZZ2003』。
その開催を待ち切れないように、去る6月4日、NYで、音楽プロデューサーを努めるハービー・ハンコックと、日本人ミュージシャンの代表格である渡辺香津美の対談が実現した。その2日後にカーネギー・ホールで行われたスタインウェイ創立150周年記念コンサートのためにNY入りしたハービー。そして『東京JAZZ2003』でワールド・プレミアのステージを踏むNew Electric Trio“MoユBop”のレコーディングのために滞在していた渡辺香津美。2人は対談場所であるマンハッタン37丁目のSkyline Studios(香津美が今回のレコーディングで使用)のロビーで久々に顔を合わすや、力強いハグで旧交を温めた。

「久しぶりだねカズミ、元気だった?」「そちらこそ。またお会いできて嬉しいですね」「最近トリオでレコーディングしたんだって?その話を聞かせてくれないか」「ここ(Skyline Studios)で先々週に録り終えたばかりですよ」「いいね(Oh Great!)。君がレコーディングした雰囲気がまだありありと残っているよ(笑)」というように、テレビ収録用の席に着く前からお互いリラックスした雰囲気だ。

ロビーからスタジオのブースに場所を移し、マイクセッティングやライティングの確認の間、レコーディングしたばかりの『MoユBop』のサウンドを視聴する2人。
「このレコーディングには誰が参加したんだい?」「ベースにリチャード・ボナ、ドラムスにオラシオ・エル・ネグロ・エルナンデス。2人とも共演するのは今回が初めてなんですよ」「ちょっと聴かせてもらったけど、すごくいい感じだね。このメンバーで『東京JAZZ』にも出るんだよね。来てくれる人たちもきっと大喜びするよ」

続いて話題はハービーのトリオへ。
「今回のトリオはどんな感じなんですか?」「ジャックやクリスチャンと共演できることは、僕自身とても楽しみなんだ。2人とは別々の機会に演奏することはあったけど、3人同時は今回が初めて、つまり『東京JAZZ』で初めてこのトリオを聴いてもらうことになるんだ」「その他にもすばらしいメンバーがそろっていますね」「ジョシュア・レッドマンに出演してもらえるのは嬉しいね。彼の素晴らしさはカズミも知ってるだろう」「ええ、もちろん」「彼の演奏を聴くと1930年代の古いサウンドを思い起こすんだ。それからダイアナ・クラール。彼女も素晴らしいシンガーであり、ピアニストだよ」

2人の話はつきることがない。機材調整でカメラが回っていない時も、マイルス・デイビスのハーモニーに関するエピソードを、まるで昨日のことのように語り合っている。やがて収録が再開され、日本やアメリカのジャズが置かれている状況、『東京JAZZ』の方向性などに話が及んだ。

ハービー・ハンコック。渡辺香津美。新世紀における2人のジャズ・ジャイアンツが理想とするフェスティバルの幕が開くまで、あとわずかだ。

※ この対談の詳しい模様は「jazzLife」8月号(7/14発売)に特集として掲載されます。